新型コロナウイルスの感染拡大で、4月1日に予定していた企業や団体の入社式が相次いで中止された。
当社の入社式は規模縮小、時間短縮して行われ、参加者は役員と部門長に絞り、時間は例年の50分から15分としました。
入社前に予定していたオリエンテーションは中止したので、新入社員に会うのは面接以来となります。
例年だと、このあと歓迎会を兼ねた花見をありますが、これも中止。致し方ありません。
桜も感じるでしょう。いつもと様子が違うことを。
来年は、桜の下で酒を酌み交わし、肉を焼き、煙が目に染みると大騒ぎしながら、桜に煙たがれようと、2年分楽しみたいと思います。
NHKから連続テレビ小説「エール」の撮影を中止すると発表があった。
新型コロナウイルス感染拡大を予防するための措置らしい。
閉塞感がだんだん強くなっているように感じるが、新入社員にエールをおくります。
新入社員の表情は、緊張と不安からか同じように硬い。
先日まで学生。目覚めたら社会人。対応するのに時間がかかるでしょう。
新人社員は、まだ何も知らないし何も出来ない。
けど、挨拶する声はどの世代の社員より大きい。
この大きな声はいつまで続くのだろう。
先輩社員と同じような、少し小さめな声の大きさに戻った時、一人前になったということか。
新入社員は、さわやかな風を職場に運び新陳代謝を促します。
新入社員の頃の自分を思い出し、変化を厭(いと)わず積極的に仕事に取り組んでいこうと思う。
ブログ更新 (新入社員研修)
2020年3月10日、本社で新入社員研修を行いました。
参加したのは、先月入社した親子ほどの年齢差がある受付案内業務と病院清掃に従事する女性2人です。
「働くってどういうことでしょう」
これが研修最初のテーマ。
「以前の職場で、『はた(他者)をラク(楽)にすること』って学んだことがあります」
たしかに、私たちは誰かの働きがあって楽をさせてもらっているし、一人では満足に食事も取れないでしょう。
今朝、食卓に並んだ数々の品は、我が家で栽培した野菜でもなければ、飼育したニワトリの卵でもない。
誰かが野菜を育て、市場へ運び、店頭に並べ、家族の者が買ってきて料理したものである。
私はそれを口に運ぶだけ。
こうして、今、新入社員研修をしていられるのも、社員の皆様の働きがあるからこそである。
仕事とは他者を楽にするもので、自分が楽をしたいと思うのは身勝手すぎるだろう。
ラクな人生がないようにラクな仕事もない。
私たちは、衣食住その他もろもろ誰かの働きで楽をさせてもらっている。
同じように、私たちも働いて他者をラクにするのが、世の中の道理というものだろう。
(働いて収入を得ることで)家族も楽させたいしね。
働いていると、苦しくなることがあります。
腰が痛い、肩が痛い、目が痛い。人間関係で悩む。トラブルを抱える。
いろんなことがあるけれど、苦楽を共にしながら、頑張ろう。
「苦あれば楽あり」ってね。
ブログ更新 (清掃の仕事紹介(本社勤務))
清掃業務課は、本社勤務と現場勤務があります。
現場勤務は、本社に出社せず、水族館とか病院、商業ビル等そろぞれの配属先に直接出向いて、床を掃く、掃除機をかける、トイレ掃除をするなどの業務を毎日行います。
仕事が終わると、本社に寄ることもなくそのまま帰ります。
本社勤務は、毎日本社に出勤して、その日予定されている現場にそれぞれ向かいます。
業務は、ハウスクリーニング部門とビル清掃部門があります。
ビル清掃は、店舗やオフィス等の床洗浄ワックスが主な仕事になります。
今日(2020年3月6日)、南部清掃工場様ビル清掃の現場へ同行しました。
おおまかな仕事の流れは次のとおりです。
1.事務所にある机、椅子、他すべてのものを持ち出し、部屋をからっぽにする。
「備品はお客様の大切な財産です。手荒く扱って傷つけないようにソォーッと運び出します」とはチームリーダーの有村勇一さん(56歳)
2.部屋の物がすべて持ち出されたら床面洗浄に入ります。
床面に洗剤をかけながら、ポリッシャーという”まーるい”大きなタワシがぐるぐる回転する機械を使って汚れをこすり取っていきます。
3.そのあとを、相棒の諏訪原康樹さん(29歳)が汚れた洗剤水を集めていきます。
道具は、車のワイパーとチリトリを大きくしたようなものを使います。ホウキとチリトリでゴミを集めている感じです。
4.次に、汚水を回収しただけでは、床表面に汚れと洗剤分が残っているので、固く絞ったモップで拭き上げます。
5.そのあと、床面を乾燥させてからワックスを塗っていきます。
ワックスを床にたらし、ワックス用のモップを使って均一に塗り込んでいきます。
塗り終わったら乾燥させます。乾燥は扇風機(家庭用4台分位の大きさ)を使います。
乾いたら、2回目のワックス掛け。ワックスを塗り重ねていきます。
以上、おおまかな流れです。
「キレイなった床を見ると満足感があって仕事楽しいですよ」とは有村さん。
「お客様が喜んでくれて『ありがとう』って言ってくれるから嬉しい。やりがいがありますよ」とは諏訪原さん。
みんなが笑顔になるこの仕事、素敵です。
ブログ更新 (職場巡回:かごしま近代文学館・メルヘン館)
新型コロナウイルス感染拡大の影響により休校となった学校もあり、今朝(2020年3月2日、月曜日)の通勤バスに学生の姿はなかった。
イベントは中止や延期となり、当社が予定していた3月6日のオリエンテーション(4月入社予定の新入社員への会社案内等)も中止になった。
「かごしま近代文学館・メルヘン」様へいくと、いつも満車に近い駐車場に停まっていた車は2台だけ。
館内もひっそりしていて、子供たちの笑い声はどこにもなかった。
ここの受付案内業務には、昨年のオリエンテーションに参加した2名のスタッフが勤務しています。
勤務して1年近くなる山下さんと櫻井さんは、仕事に慣れてきたということもあり、気配りする余裕が出てきたようです。
夏休み期間中のイベントで、お客様がゾロゾロと途切れることなく訪れて、目が回りそうなくらい忙しかった。ことに充実感を覚えた山下さん。
学生時代に学んだ手話(4級)で、お客様とコミュニケーションがとれた。ことがとても嬉しかった櫻井さん。
仕事を覚えることに一生懸命だった社会人一年生は、これから資格取得に挑戦していきたいと、意欲をみせてくれました。
「同期生っていいですよね」、とは責任者の原田さん。
「これから二人でジョイフル(レストラン)にいって勉強して帰ります」、ってな感じで仲良しの二人なんだそうです。
昨年の花見でういういしい姿を見せていた二人は、今年の花見では、どんな姿を見せてくれたでしょう。
4月3日に予定していた会社の花見は、新型コロナウイルス感染防止を理由に中止となりましたが、きっと、新入社員を前に、良き先輩振りを発揮していたことと思います。
ブログ更新 (ねじめ黄金カンパチ)
2020年2月26日、宿泊先の「ネッピー館」をチェックアウトして、歩いて3分の、当社が指定管理者として運営する物産館「なんたん市場」に立ち寄って中をのぞいてみました。
奥の方にガラスで仕切られた小部屋があり、そこで、カンパチをガシガシ洗っていたのは、雪丸みゆきさん(女性です)。
彼女が入社したのは「なんたん市場」がオープンした時からなので丸8年になります。
応募した理由が魚を捌(さば)けるから、といってもアジ程度(大きさが)。
「今はアジよりカンパチを捌く方が好き」、だと言います。
小物より大物、達成感、満足感のレベルが違うからでしょうか。
アジ12匹をまとめた位の大きさの「ねじめ黄金カンパチ」を、細腕一本で捌いていく職人の技に、しばし見入ってしまいました。
(根占のカンパチはブランド名のとおり黄金に輝いています)
内蔵が取り出され、歯ブラシのようなものでゴシゴシ血合いがかき出され、目の前に横たわるカンパチ。
身だけになったカンパチに息はありません。
──でも、身はピク、ピクッと波打っています。
どう説明したらいいのか、奇妙な現象を見せられているようです。
あと10分もすれば「ブロック」や「刺し身」に切り分けられて店頭に並びます。
食物連鎖的に考えると、人間は頂点にいるので、食べられることはないけど、食べられる身になって大切な命をいただきたいと思います。